ブランド力の強いメーカは どこ? その強さの要因は?
■カーデザインを考えるにもブランド イメージが重要
優れたカーデザインには自動車メーカーのブランド イメージに合っているかも重要だ。その車種だけでウケようとするのではなく、メーカー全体のブランド力の強化に つながるようなデザインが望ましい。
そんなデザイン評価の前提となる自動車メーカーのブランド イメージをユーザー視点で考えてみた。
ここでは各メーカーの特徴が群雄割拠していて面白い軽自動車を対象にした。(登録車では「トヨタ1強」で話が終わりそうなので)
■カーデザインのスタイルごとで強いメーカは
カーデザインの特徴(スタイル)ごとに どのメーカのブランド力が強いとユーザーが思うか考えてみた。その結果は以下の通り。
・Advance アドバンス(先進的): 日産三菱連合
運転アシストのプロパイロットや電気自動車(EV)による(具体的なカタチというよりイメージが先進的)
なお新型EVが発売間近と噂され、どのような先進性を持つか期待させられる
・Basic ベーシック(シンプル、コスパ): スズキ
伝統的に低価格なアルトや割安なマイルドハイブリッドによる
・Cute キュート(かわいい): ダイハツ
可愛さでヒットしたムーブ キャンバス等による
なおキャンバスはフルモデルチェンジが近いという噂もあり、いかにブランド力が継続されるか興味を引く
しかし可愛かったミラ ジーノやミラ ココア等も廃番になり、現行コペンも可愛くなくなったので心配。
・Deluxe デラックス(高級感): ホンダ
ブランド力のある登録車の併売による
例えば、N-BOXが販売台数1位を続けている理由には軽自動車と登録車の両方からのアプローチが効いているのでは
・Sporty スポーティ(スポーツ): ダイハツ
軽自動車唯一のオープン スポーツカーのコペンやトヨタGRとの協力による
ダイハツが強い と言うよりスズキ アルトWorksやホンダ S660が廃番になった敵失によるところも大きい
・Wild ワイルド(オフロード): スズキ
伝統的なクロスカントリー車のジムニーやヒットしたハスラーによる
■ブランド力の強さの要因
軽自動車ではスタイルごとにブランド力の強いメーカがシェアされて群雄割拠になっているようだ。
そしてブランド力の強さの要因として やはり「継続性」が重要と思われる。
例えば、スズキは伝統を守ったモデルを作り続け、自社のブランドの強みを守っている。
一方、ダイハツは自社のブランドの強みを理解していないのか、コペン以外の継続性が弱いので心配だ。
■注記
※このブログのレビューは あくまで個人的意見
※このブログで「デザイン」は外装スタイリング(外観)のこと
※画像の出典
https://www.honda.co.jp/Nbox/webcatalog/styling/design/
https://www.suzuki.co.jp/car/hustler/
https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/dayz/exterior.html
https://www.daihatsu.co.jp/lineup/move_canbus/03_exterior.htm