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超 カーデザイン レビュー

「日本車はカッコ悪い」なんて言わせたくない

ダイハツ キャスト (生産終了) デザインクリニック提案

軽自動車は下手にカッコつけるより可愛さを追求した方が似合う

■まとめ

  ダイハツ キャストは 2023年に生産終了。販売台数が低調だった原因の一つはデザインかもしれない。

カーデザイン

オリジナル

  だから過去に学ぶ教訓として 最後に残っていたキャスト スタイルのリファイン案を提案する。

  リファイン案のテーマは「ベビー スキーマ」。つまり可愛さの追求。 

カーデザイン

リファイン案

  主なポイントは以下の通り。

①プロポーション

  下屋(ベルトライン以下)が分厚くて鈍重そうなプロポーション

⇒下屋を薄くして軽快に。上屋(グリーンハウス)を大きくして明るく可愛らしいプロポーションへ。

フォルム

  ホイールアーチの周りを強く凸凹させた不自然なフォルム。

⇒凹凸を減らしてクリーンで自然なフォルムへ。

③フロントフェイス

  出目金のランプや大口のグリルで可愛くないフロント フェイス。

⇒ランプやグリルを変えて可愛らしいベビー フェイスへ。

■キャラクター

  ダイハツ キャストは 2015年にSUV系のアクティバ、スポーツ系のスポーツ、セダン系のスタイルの3種類のモデルを発売。

  2020年にアクティバ、スポーツが生産終了。

  2023年にスタイルが生産終了。

  もともと同じボディで3種類のカテゴリーを狙ったのに無理があったのだろうが、最後のスタイルに絞っても販売台数が低調だった。

  もし最初からセダン系のスタイルに絞り、それにピッタリのデザインにしていたら、ホンダ N -ONEのように販売台数が少なめでもニッチなポジションで長寿命(ロング ライフ)のモデルになったかもしれない。もったいなかった。

■リファイン案の内容

・テーマ

  「可愛いが正義」等という言葉を最近は良く聞く。人間は可愛い物を守りたく強い本能があるのだろう。

  そこで長寿命(ロング ライフ)を目指すため可愛さを追求する。これは可愛いブランド イメージのあるダイハツに合っている。

  そのポジションは「ダイハツ ミラ ジーノの後継」。ニッチなポジションで長寿命を目指す。

  具体的テーマは「 ベビー スキーマ」。

人間が可愛いと感じる人間や動物の赤ちゃんに見られる身体的な特徴がベビー スキーマ

  例えば、

・体に対して頭の割合が大きい

・手足が短くて 動作が ぎこちない

・顔は丸っこい

・目は大きく丸くて顔の中央寄りの低い位置

・口は小さく顔の低い位置

カーデザイン

リファイン案

プロポーション

  スポーティに見せようとして キャストのベースとなったダイハツ ムーヴよりも さらにベルトラインを高くしたのが似合ってなかった。下屋が分厚いので鈍重そうだし 上屋が小さいので狭くて暗そうに見える。

  全長が長く、全高の低い セダン等ならば 元々薄い下屋を厚くするのは 運動性能を感じさせただろう。それと同じアイデアを全長が短く、全高の高い軽自動車に適用しても軽快に見えず 逆効果。サイズの違いを踏まえる必要がある。(同様に ホンダ N-ONE スズキ ワゴンR スマイルも下屋が分厚いので軽快感が弱い)

  そこで上屋を大きくして少し頭でっかちの軽快で可愛いプロポーションへ見直し。

  しかし頭でっかち過ぎないようルーフエンドを丸めて軽快なシルエットへ

・フォルム

  車格を大きく見せようとしたのか ノーズを前まで伸ばして 前方だけ角張ったフォルム。

  また踏ん張り(スタンス)を良く見せようとしたのか ホイールアーチ周囲を折れ目のように強く凸凹させたのが煩雑( ビジー)。

  そこでダイハツ ムーヴ キャンバスに見習って クリーンで自然なフォルムへ見直し。

  さらにルーフを白く塗り分けたグレードでは リア エンドまでスムースに流れるようなカラーリングに。

・フロント ランプ

  車格を大きく見せようとしたのか  ヘッドランプが高くい位置に置かれ、左右に出っ張っているため 目の焦点が外へ広がった外斜視(ロンパリ)や出目金のようで違和感。

  そこでヘッドランプを丸くし 中央寄りの位置へ見直して ベビー フェイスに。

  さらに フォグランプを丸くして「エクボ」のような可愛さに。

・グリル

  アッパーグリルは 大きな台形なので 面長に見えるし、 MINI に似てしまう。

  もっと小さいグリルに見直して スマイル フェイスに。

・リア ランプ

   ウィンカーがバンパーの下側だと 法規上は問題なくても 特に軽自動車は全幅が狭いので後続車等で隠され易いので 第3者からの視認性として良くない。

  やはりウィンカーも なるべく高い位置へ変えたい。

カーデザイン

上 オリジナル、下 リファイン案

■追記

  ちなみに 画像生成AI「Stable Diffusion」で生成してみたら こんな感じ。軽自動車の画像の学習は まだ不十分なようだ。丸いヘッドランプの指定も上手くいかなかった。

カーデザイン

AIによる画像

■注記

※このブログのレビューは あくまで個人的意見の相対評価

※このブログで「デザイン」は外装スタイリング(外観)のこと

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