ランプやグリル等の顔に見える要素を抜き出して顔立ちを確かめてみた
■ランプやグリル等のパターンが「顔」に見える
人間の心理現象の1つとして 顔のようなパターンが顔に見えてしまうことがある。これを「顔のパレイドリア現象」と言うらしい。
車のフロントフェイスも人間の顔に例えられることが多い。ランプが目、グリルが口、エンブレムが鼻のように見える。
そして 人間は 顔の微妙な違いを 専用の脳神経領域で処理することによって 敏感に認識している。
つまり車のフロントフェイスは 人間の「顔」として敏感に認識されるのでカーデザインにとって特に重要ということだ。
■顔に見える要素を抜き出して 顔立ちを確かめてみた
これまでのレビューで点数の良かったクルマ(Aランク)、良くなかったクルマ(Dランク)から 代表例をピックアップし、ランプやグリル等の要素を抜き出して、どんな顔立ちか確かめてみた。
Aランク
さすが優れたデザインだけあって、人間らしい整った顔立ち、笑顔が多い。
・ダイハツ ムーヴキャンバス (初代)
大きな丸い目のスマイル。
・スズキ ハスラー (2代目)
大きな丸い目で落ち着いた表情。
目を細めた笑顔。
・ニッサン アリア (初代)
さらに目を細めた大きな笑顔。
Dランク
新奇性を優先したせいか、奇抜で人間らしくない不自然な目、不気味な表情が多い。
目頭を切開したようなツリ目、口角がひきつって嘲笑するような大口。
・ダイハツ トコット (初代)
目が点、ポカンと開けた大口。
目頭を切開したような尖った目、喰いしばって威嚇するような大口。
涙袋を切り裂いたような目、口角だけ開けた薄い笑い。
■まとめ
カーデザインはフロントフェイスだけで決まるわけではないが、人の印象と同様に「顔」の影響は大きい。美形や可愛い顔が好印象に思える。
そして 評価の高かったデザインの顔立ちを確かめてみたら やっぱり人間らしくて良かった。
■注記
※このブログのレビューは あくまで個人的意見
※このブログで「デザイン」は外装スタイリング(外観)のこと
※画像の出典