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超 カーデザイン レビュー

「日本車はカッコ悪い」なんて言わせたくない

ホンダ N-BOX 2017 (B 80点)

nbox

マーケットリーダーらしい守りの戦略で洗練。N-BOXらしい力強さは次の課題か

  

■まとめ (B 合計80点/100点満点)

  ベストセラーのホンダ N-BOX初のフルモデルチェンジ(2代目)はマーケットリーダーらしい守りの戦略。先代で好評なプロポーションを引き継ぎ、「洗練」、「上質」をキーワードにデザインをブラッシュアップ。先代の個性的表現を万人受けするような表現に見直した優等生。

  それでも「N-BOXらしさ」と考えたアイデアスケッチの力強さはイマイチ表現されていない。競合車に近づいてる気もする。それは次の課題か。それとも逆にN-WGNのようにシンプルに変えるとか。いきなりガラッと変えることの多いホンダなので、次のフルモデルチェンジが楽しみだ。

■主な比較対象車

・ホンダ N-BOX (先代)

・ホンダ N-WGN (同門車)

ダイハツ タント (競合車)

■キャラクター

・ポジション

   2019年度国内新車販売台数1位(3年連続1位)を獲得した軽スーパーハイトワゴン、N-BOXの初のフルモデルチェンジ。

・ユーザー

  1位となった要因は従来からの軽自動車ユーザーだけでなく、登録車(普通自動車小型自動車)からのダウンサイザーにウケたことらしい。

・デザイン要求

  つまりN-BOXのブランドの継続的な確立(ブランディング)を図り、ダウンサイザーにウケる立派なデザインが求められる。

■コンセプト (25点/30点満点)

カーデザイン

・テーマ

  道具感よりも乗用車らしさを目指して「洗練」や「上質」がキーワード。登録車からのダウンサイザーを狙うには妥当なアプローチだ。

・アイデア

  「N-BOXらしさ」がキーワード。特徴の明確化もブランディングの基本戦術。曖昧な「らしさ」を様々なアイデアスケッチの比較でビジュアル化したのは真面目な取組だ。 

  先代のキャラクターライン多用に対して、新型は洗練のためレリーフ中心の表現に変えた。そうしたらN-BOXらしさのスケッチにあったフェンダーフレア等の力強さがなくなってしまった。(-5点)

  そんな力強さの表現が次のモデルチェンジでの課題か。逆にホンダ全体のスタイルの統一のためN-WGN等のようにシンプルなデザインへ向かうことも考えられる。

■全体デザイン (20点/20点満点)

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プロポーション

  先代を基本的に踏襲。マーケットリーダーらしい守りの戦略だ。ベルトラインが高くグリーンハウスが小さめ、ボンネットも高め。腰高の大人びた体型は立派に見える。

・フォルム

  新型は四角い箱に近づいた。フロントエンドやリアウィンドウが垂直に近づき、ベルトラインが直線的になった。

  それでもボンネットの平面形には丸さがあり、フェンダーフレアのレリーフもあって単なる箱には なっていない。

■フロント (20点/20点満点)

・ランプ

  先代同様に四角い外形の中の丸目ランプはチャームポイント。新型はランプ外形の下辺と側面に傾斜が付いた。動きが表現され、逆台形のグリルにも馴染む。

・グリル

  先代が大笑いだったのに対して、新型は微笑みに変わった。アッパーグリルはヘッドライト間の大型化したガーニッシュと一体化してスッキリした。ロアグリルは角が丸められて大人しくなった。洗練の狙い通り。

・バンパー

   先代のフェンダーフレアがバンパーに食い込んで、ボディが乗っかっているような個性的表現は なくなった。代わりにフェンダーフレアが なだらかにバンパーへ つながりワイド感。洗練されたが競合車との差別化は減った。

■サイド (10点/20点満点)

・ルーフ

  先代に有った樹脂モールが なくなって上質の狙い通り。

フェンダー、ドア

  先代のフェンダーフレアをつなげる強いキャラクターラインはなくなり、新型のフェンダーフレアはレリーフに変わった。寸法の余裕(デザイン代)の少ない軽自動車サイズなのにレリーフは豊かな抑揚。リアのフレアにスライドレールが食い込んでるが、レリーフに沿っているので あまり違和感はない。

  キャラクターラインはボンネットのカットラインに沿って、フロントからリアまで真っ直ぐ通してワイド感。しかしラインが強くて段差に見えるので、レリーフ表現と不統一だし、ボンネット等が はみ出て被さっているように見える。(-5点)

・ウィンドウ周り

   A、B、Cピラーをブラックアウト、Dピラーがボディ同色というのはダイハツ タントと同じ構成。先代はDピラーの角の形状を上がピン角、下が大きめの角丸にしてタントと差別化していた。新型は上を角面、下を小さめの角丸にしたため、タントに似てしまった。表現の意図はピラーからルーフ前方への流れらしいが、普通は車の走る方向の前方からの流れを見るので逆向きの意図は伝わらない。上下の形が不揃いで上が重そうなのも違和感。(-5点)

■リア (5点/10点満点)

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・ランプ

    先代のランプは窓の下、ハッチの外側に置いた控えめサイズ。新型は窓やサイドボディへ張り出すように拡大されて目立つ。存在感はアップしているが、洗練や上質というテーマに合うか疑問。ランプの上側が大きいので、視覚的重心が高くて安定感が今一つ。(-5点)

・ハッチ、バンパー

  サイドボディのラインやレリーフの延長がリアを横断してワイド感。

■注記

※このブログのレビューは あくまで個人的意見の相対評価

※このブログで「デザイン」は外装スタイリング(外観)のこと

※画像の出典

https://www.honda.co.jp/Nbox/webcatalog/styling/design/

https://221616.com/car-topics/20170913-92300/

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