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超 カーデザイン レビュー

「日本車はカッコ悪い」なんて言わせたくない

スバル インプレッサ スポーツ 2019 (B 80点)

カーデザイン

質実剛健なデザインスタイルはスバルらしい。マイナーチェンジで顔がスッキリした

 

■まとめ  (B 合計80点/100点満点)

  スバル インプレッサのマイナーチェンジ(5代目、後期)はフェイスリフト。キャラクターラインが多くて煩雑だったフロントフェイスの「シワ取り」をして顔がスッキリした。

  スバルの新しいデザインスタイルの「ダイナミック&ソリッド」は「安心と愉しさ」というテーマで質実剛健なモノ作りをビジュアル化。さらに用と美のバランス、長寿命デザイン等のデザイン ポリシー。ユーザー目線で気になる点を ことごとく踏まえていて素晴らしい。

  それを具体化したデザイン結果は まだ表現方法に迷いがあるように見える。躍動感のためにキャラクターラインが多く、面が細切れになって塊感が今一つ。

  それでも次のモデルチェンジではオリジナリティある最適解が出来るだろうと期待している。

■主な比較対象車

・スバル インプレッサ スポーツ (先代)

・スバル XV (姉妹車)

・スバル WRX S4 (姉妹車)

トヨタ カローラ ツーリング (競合車)

■キャラクター

・ポジション

  2016-2017年 日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したハッチバック、スバル インプレッサ スポーツは新しいプラットフォームと新しいデザイン スタイルを初めて適用した意欲作。マイナーチェンジでフェイスリフト。

・ユーザー、デザイン要求

  スバルのユーザーは「スバリスト」と称されるようにスバルを愛好しているため、その期待を裏切らないスバルらしいデザインが求められる。

■コンセプト (35点/30点満点)

 

カーデザイン

 

・テーマ

  「スポーティアドバンス」がキーワード。スポーティで革新性のあるクルマらしい。それだけでは一般的過ぎてテーマとして曖昧だ。ラリーカーやSUVのようにするという意味ではないらしい。スバル WRXやスバル XVが分かれていった、現在のインプレッサらしい具体化が必要ではないか。(-5点)

  それとも競合車も同様にスポーティを狙っているため、別のテーマを狙う手もある。例えば、圧倒的な視界の良さ(パノラマビュー)で差別化するとか。飛行機のキャノピーみたいなグリーンハウスは出来ないだろうか。

・スタイル

  スバルの新しいデザイン スタイル「ダイナミック&ソリッド」を初採用。「安心と愉しさ」をソリッドな塊感とダイナミックな躍動感で表現するらしい。その表現方法は「機械」であることをイメージして、他メーカーと差別化。

  そして室内空間、積載性、走破性などの機能をエモーショナルなデザインと最適にバランスさせるらしい。このスタイルは質実剛健な物作りをするスバルに合っている。

  さらにユーザーの価値に重点を置いた「ライフスタイルデザイン」や目先の流行を追わずに何年もストレスなく使える「ロングライフデザイン」というデザインポリシーも うれしい。

  これらはユーザー目線で気になる点を ことごとく踏まえていて素晴らしい。 (+10点)

  本当に その通りのデザイン結果になったか どうかは別の話だが。

・パッケージング

  スバルの新しいプラットフォーム SGP(スバル・グローバル・プラットホーム)を初採用。先代に比べて全長、全幅、全高、ホイールベーストレッドが少し大きくなった。

  インプレッサはモデルチェンジのたびに徐々に大型化してきており、現行ではハッチバックというよりワゴンのようなスペースを持っている。

■全体デザイン (20点/20点満点)

カーデザイン

プロポーション

  先代に比べてグリーンハウスが小さめに見え、スポーティには合っている。ルーフライン後半が少し後ろ下がり、サイドウィンドウの内向き傾斜(タンブル)が強くなった。

  それでもルーフが長めなので、スペースには配慮されている。

・フォルム

  先代に比べて よりシャープなウェッジ シェイプとなり躍動感は増した。ノーズは低めになり、ベルトラインは後ろ上がりの傾斜が強くなった。またフロントエンドが垂直に近づきノーズが長めに。

  しかし競合車が同様にスポーティなので、フォルムは あまり変わらない。例えば、視界を優先してベルトラインをもっと下げたり、水平にしたりした方がスバルらしいのでは。

■フロント (10点/20点満点)

カーデザイン

・ランプ

  スバルのデザイン スタイルである「ホーク アイ」。コの字型のポジションランプでランプの下端を少し張り出す形状。ランプの外形状は角が丸まっているので、比較的シャープなボディフォルムに比べると違和感。例えば、姉妹車のスバル WRXやスバル XVは もっとシャープな外形状でボディに合っている。(-5点)

・グリル

  アッパーグリルはスバルのデザイン スタイルである六角形の「ヘキサゴン グリル」。マイナーチェンジで周囲のメッキモールはなくなってスッキリとシンプル化。エンブレムから左右に延びるウィング状のメッキガーニッシュは まだ残っている。ウイングはランプ内のポジションランプへ つなげる意図らしい。

  ロアグリルはマイナーチェンジで横長にボディの端まで伸びてワイド感が強まった。先代のデザインに戻った感じ。左右端の太めのL字型メッキモールの必然性は疑問。メッキをなくした方がスポーティだし、下にも「光り物」があると視線が分散してしまう。(-5点)

・バンパー

  マイナーチェンジでキャラクターラインが整理されてスッキリした。前期型はキャラクターラインが何重にも引かれていて煩雑だった。

■サイド (10点/20点満点)

カーデザイン

フェンダー、ドア

  キャラクターラインが多くて煩雑(ビジー)だし、面が細切れで塊感(ソリッド)を損なう。ショルダーラインで1本、フェンダーフレアをつなげて1本、ドアの下側に1本、サイドシルに1本、フェンダーアーチに各1本。フェンダーフレアのラインは高すぎてショルダーラインに干渉して見えるし、後端が跳ね上がってリアハッチまでスムースに つながっていない。(-5点)

  表現方法に迷いが見られる。線と面に整理とメリハリが必要では。

・ウィンドウ周り

  B、Cピラーをブラックアウトしてワイド感。Dピラーは途中が細く くびれているのでソリッドな安心感が弱い。(-5点)

  ベルトラインが後ろ上がりなので、斜め後方視界は期待したほど良くはない。

■リア (5点/10点満点)

カーデザイン

・ランプ

  フロントランプと同様のコの字型。フロントランプと違ってコの字が1番外側ではなく、さらに下に飛び出たホワイトランプが蛇足のようだし、フロントとチグハグ感。(-5点)

・バンパー

  段差が目立って、あまり新しく見えない。

  下側のブラックアウトはボディを薄く見せるのに効果的。

・ウィンドウ周り

  先代に比べて窓が上がって小さくなったように見えるが、ハイマウント ストップランプが上に移動したので後方視界は先代並みらしい。

■注記

※このブログのレビューは あくまで個人的意見の相対評価

※このブログで「デザイン」は外装スタイリング(外観)のこと

※画像の出典

 https://www.subaru.jp/impreza/impreza/design/exterior.html

 https://www.subaru.jp/impreza/impreza/gallery/photo.html

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